【中高年の転職】中小企業へ転職して成功するコツ

転職のやり方

大企業や現在の会社にこのまま在籍し続けても将来が見えず年齢的に大企業への転職が厳しい為   中小企業に新天地を求めて転職を考えてい中高年の方も多いのではないかと思います。

一方で現在の会社で感じる閉塞感や職場環境の問題でなく家庭や家族の事情で地方や実家に近い中小企業に転職せざるを得ない方や、逆に大企業の職務経験を買われて中小企業の幹部や役員としてスカウトされ中小企業への転職を考える方もいます。

 このような様々な理由で中小企業への転職を考える人がいますが、この記事は中小企業への転職を考えている方が成功できる為に下記の情報を解説します。

  1. 中小企業に転職するデメリットとして注意する事
  2. 中小企業に転職するメリットとやりがい
  3. 中小企業への転職を成功させる4つの秘訣

  私も40代の時に一度地方の中小企業に転職して6年間経営幹部として働きましたが中小企業への転職は上手くその会社に溶け込むことに成功すれば大化けできるというのが私の経験から得た実感です。

そしてこの記事では私が中小企業の転職に成功した下記4つの秘訣を実例も入れご紹介します。

中小企業に転職するデメリットと注意する事

 中小企業に転職するデメリットと注意する事を一通りあげると下記になります。

  • 通常年収が下がる
  • ボーナス・昇給が少ない
  • 福利厚生が悪い
  • ワンマン企業の可能性がある
  • 経営が安定していない
  • コンプライアンス対策が不十分な為ハラスメントの可能性がある

 これだけみるとやはり中小企業への転職は止めた方が良いとなりそうだと思われるかもしれませんが、中小企業への転職は上手くその会社に溶け込み自分だけが出せる強みを発揮出来ればこれらのデメリットをカバーして大成功する可能性があります。

 次に中小企業に転職する際のメリットとやりがいをご紹介します。

中小企業に転職するメリットとやりがい

中小企業に転職するメリット

  • 経営者や役職者との距離が近い
  • 仕事がスピーディーに進む
  • 上手く溶け込めば大企業より人間関係を作りやすい
  • 組織が大きくない為仕事に裁量権がある
  • 前職が大企業の場合その経験を活かし差別化、成果を出しやすい
  • 経営側に評価され上手く競争に勝てれば役員や経営幹部の道が開ける

 後、大事な年収についてはあくまで入社時の交渉と入社後の昇給、昇格度合にもよりますが、入社後の活躍や出世により前職と同じもしくは将来的には前職よりる高い年収を狙う事も可能となってきます。

中小企業への転職を成功させる6つのコツ

 それでは中小企業への転職を成功させる4つの秘訣を詳しく解説します。

1)入社に当たっては自分の希少性が生かせる会社を必ず選ぶ事

2)大企業から中小企業へ転職する場合は年収ダウンは覚悟の上何を優先するか決める事

3)中小企業経営トップ(創業者、経営者)が大事にする事を確認し実践する事

  これについては社是や社訓、経営者の講話等で伝えている事を理解するのは当然ですが実務的にもその会社の仕事の仕方、仕事をするときの考え方等の社員の日常の行動規範もよく確認することが必要です。

  例えばコスト削減で電気をこまめに消す。朝来た時掃除をする。ゴミが落ちている事は許されない等です。転職者の場合高い能力と実績を買われて採用された以上与えられた業務で期待以上の結果を出す事は当たり前ですがその会社の価値観、文化、行動規範を学び行動で示す事が仲間として認められる為に非常に大事になります。能力・実績と行動規範を理解して実践する事が中小企業に転職して活躍する為の両輪と思って下さい。

4)中小企業への転職者は外様という事をわきまえて発言、行動する事

 特に大企業や名前の通った会社から転職した場合、最初は経営者も含め中小企業のプロパー社員は転職者の技能やそのノウハウを知りたがっています。

 一方で、プロパー社員たちも今まで自分達の培って来た仕事のやり方、実績についてプライドがある為自分の意見や自分の経験から見た会社の改善点等は上手く、前向きに伝える必要があります。

 気を付けないとつい無意識的にやってしまうのが少し上から目線や教えてあげるというような言い方や態度になる事があります。これにはくれぐれも気を付けて下さい。

 転職者の言っている事がどんなに正しいとしても言い方により相手の捉え方、あなたへの評価は大きく変わってきます。

 大事なことは自分の今までのやり方、前の会社がやって成功した事を一つの事例として客観的に説明し相手に気づきを与えるような形で話をする事です。言わずもがなですが転職先の会社の悪いところをストレートに指摘したり、前の会社と比較して批判すると敵を増やすだけになります。

 後、入社間もない時は公の会議の場でいきなり発言するのでなく会社の考え方や社員を理解するまでは上司や同僚に発言を求められた時だけ発言するようにしましょう。自分では意識していなくても、その会社の文化が分かっていない状況では一つの不用意な発言がプロパー社員の反感を買う事もありますので良く会社の人や文化を理解する事を先に行いましょう。

 以上のような態度を取り続ける事により転職者は謙虚且つ自分たちに無い貴重な経験とノウハウを持った貴重な人として認識され会社内の株も上がってくる事になります。

5)中小企業のプロパー社員やトップへのとりまき社員、古参幹部に注意する事

 トップへのとりまき社員や古参幹部はどこの会社にも多かれ少なかれ存在します。しかしこれらの幹部は経営者への発言力、助言力も強いケースが多く日ごろからこれらの社員との人間関係をケアしておかないと自分にとって厄介な存在になります。

 それどころか最悪転職先で活躍して行く上で大きな障害になる事があります。

 例えば転職者の給与は前職の給与と同等額で経営幹部として入社するケースが多い為、いきなり入社した転職者の給与が今まで創業一族に遣えて来た古参幹部より高かったりします。

 又、転職者が自分が何年も務めて到達出来ていない自分より上の地位になった場合人によってはその転職者を妬んだりする事もあります。

 特に経営トップやその他経営幹部があなたを重宝したらこの古参幹部は今までの自分を否定されたと感じるようになり足を引っ張りだすケースがあります。

 この状況がこじれてくると彼らはトップや同族経営幹部に小さな失敗を通知したりします。そして転職者のやり方や性格がその会社に合っておらず迷惑をかけている等、普段は普通に接してくれている彼らがいつの間にか転職者の足を引っ張っている事例を良くみかけました。

 これに対する対策は必ず自分の仕事のパフォーマンス、進捗を周りがどう見ているかを直属の上司と定期的にチェックする事です。

 一方でこの古参幹部に対しては積極的にコンタクトを取り私は全くの新米なのでこの会社の事が分かっておらず是非先輩としてこの会社のこのことを教えて下さいという謙虚な態度で接していく事です。

そうすればお互いを知る事が出来あなたに対する好感度が高まり自然と人間関係がよくなりこのような事は無くなっていくでしょう。

6)取締役や経営幹部への道は自分の強みを生かして他の経営幹部と差別化を行う事。

 入社した会社の考え方や方針にもよりますが代々同族が社長、経営幹部になっている会社は中途採用者にとって取締役や経営トップになるにはハードルが高いケースが多いのは事実です。

 しかし、これらの経営トップに人間的に評価されプロパーの役員や経営幹部が出来ない専門門分野を極めれば転職先で大きな昇格、上手く行けば役員も狙える可能性が出てきます。

 具体的な例を上げると国内事業が主流の会社で海外事業を立ち上げその事業責任者になるとか、大企業で財務・経理を専門的にやっていた方がプロパー社員にない専門性を生かして転職先の財務経理部門のトップを狙う等その会社のプロパーではできない実績を築くと大きな昇格を狙えるでしょう。

 そのためには自分が勝てる領域を決めて転職先の経営者の目標達成の為に実績を上げて行く事が中小企業における取締役や経営幹部への道を開きます。

まとめ

 中小企業への転職はメリットとデメリットがありますがその会社に上手く溶け込み成果を出せば大化けする可能性もあります。

 中小企業への転職を考えている方は是非今回ご紹介した4つの秘訣参考にして中小企業への転職を成功させて下さい。

尚、関連記事として中高年つまり40代、50代で転職する際の成功するやり方を下記の記事で書いておりますので宜しければ併せて読んでみてください。

関連記事:

【40代転職】厳しい現実と転職を成功させる方法を徹底解説 | 転職の伝説 (biz-legend.com)

【50代転職】厳しい現実と具体的対策方法 | 転職の伝説 (biz-legend.com)

                                  以上

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