【転職】キャリアプラン!転職で成功する本当の作り方を徹底解説

転職のやり方

 転職活動を行うにあたり良くキャリアプランを作りなさいと言われます。

 色々なサイトでキャリアプランの作り方や書き方が解説されていますがこの記事は転職における本当のキャリアプランを作る目的とその本当の運用の仕方を解説します。

 結論から言うと転職におけるキャリアプランは2通りのプランを作る必要があります。

つまり、

  • 自分の人生のゴールまでの計画を描いた本当の意味のキャリアプラン
  • 転職面接に合格する為に面接で説明する為のキャリアプラン

   この二つのキャリアプランは内容が違うものですが二つとも転職や転職活動において必ず必要となってきます。

 私は38歳の時に初めての転職をしてその後40代で3回、50代で1回、合計5回の転職をして現在は上場グループ会社の取締役として中途採用の最終面接官も担当しています。

 そしてこの5回の転職経験の中で試行錯誤を繰り返しながらこの二つのでキャリアプランを作り修正を重ねてきました。

 一方で今は採用側として中途採用の最終面接官を担当する立場になり「あなたのキャリアプランは何ですか?」という質問を全ての候補者に聞いています。

 この記事は私の以上の経験を踏まえて結論付けた転職における本当のキャリアプランの作り方と実効性のある運用の仕方を徹底解説致します。

転職における二つのキャリアプラン

 前述した通り転職においては二つのキャリアプランが必要です。

 一つは自分が転職を通じて生涯どのようなキャリアを築いていくかという本当の意味でのキャリアプラン。

 そして二つ目が転職面接の回答用に準備すべきキャリアプランです。

 この二つのキャリアプランの違いは以下となります。

 前者は転職を通じて一生のキャリアをアップしていく為の羅針盤となる本当のキャリアプラン。

 それに対して後者は面接に合格する為に作る転職先で定年まで働くという前提のキャリアプランになります。

 転職先の会社は当然入社した転職者が会社に馴染んで長く活躍して欲しいと思っており面接で聞かれるキャリアプランは候補者が長く活躍してくれるかどうか、会社の目的にあっているかどうかを確認する為に質問されるものです。

 よって、面接で回答するキャリアプランは本当のキャリアプランとは別にその会社が募集するポジションや会社が望む内容で答えなくてはいけません。

 つまり入社してもその会社で長期的に働き(出来れば定年退職まで働く事を想定した) 昇格や昇給を築いていくという事を前提にした回答にする必要があります。

 逆に言えばそういうもう一つのキャリアプランを回答しないと内定を入手する事が難しくなります。

転職で成功する本当のキャリアプランの作り方

 それでは最初に本当のキャリアプランの作り方を解説します。

 まず、キャリアプランについては幾つかの考え方や作り方が解説されていますが実際に作ってみたけれど変化が激しく直ぐ使いものにならなくなったという経験はないでしょうか? 

 私は正直申し上げて転職活動を開始した30代後半から40代前半にかけて何度も定年退職までのキャリアプランを作りましたがどれもその通りに行かず途中で長期的なキャリアプランを作るのを止めました。

 45歳までに部長になる、50歳までに事業部長になり年収ま○○円にするなど、細かく長期にわたって計画を作っていましたが変化が激し過ぎて正直その通りになった事は一度もありませんでした。

  そして結局キャリアプランを作る事、アップデートする事だけが目的となってしまい私のプランは結果的に絵にかいた餅になりました。

 例えば、以下のような事は自分のキャリアの中で普通に起こります。

・転職先でキャリアアップして3年先に上位ポジションに転職する計画であったが転職先で高く評価され年収もあがりそのまま定年までその会社に在籍した。

・逆に良い会社と判断して入社してみたがケミストリーが合わず3か月で退職した。

・仕事が順調で定年までその会社でキャリアを積もうと思っていたら会社都合や自分の評価の悪化により2年で転職先を退職した。

 キャリアプランは丁度企業の経営と同じようなもので色々な市場変化や環境変化があり長期的な計画を立ててもその通り行かないのが通常です。

 もちろん、企業も長期的な経営目標はつくりますが実際の経営は3~5年の中期経営計画を作りそれを実行の上PDCAを回して計画を修正しながら最終的に会社の目標を達成させていきます。

 転職者のキャリアプランもこれと同じ事があてはまります。

 つまり長期的な大きな目標は決めますが実際は3~5年の中期計画をたててそれをPDCAを回しながら細かい目標や時間軸を変更し最終的に自分の目標を達成していく事が一番成功確率が高くなるという事です。

 以上を踏まえて成功する本当のキャリアプランの作り方のコツと考え方を説明します

1)「将来なりたい像」を具体化する

 これは前述した通り細かく計画を作っても将来の状況変化が激しい為に実用的になりません。

 大事な事は常に自分が何者になりたいか、人生の中で何を達成したいかのかという大きな目標と指針を立てる事です。

 その為に自分は大体何歳でどのようなポジションや年収を目指すのかという大きなマイルストーンを決めて下さい。

 例えば、最終的にはCEO を目指す。年収は100百万円。その為に50歳までには取締役、 40代には経営幹部になり年収はこれくらいにするという大きな括りで良いと思います。その為にいつ、どのようなスキルが必要になるかも一緒に入れておきます。

 そしてこの理想の自分像は、必ずしも現在のキャリアの延長線上である必要はありません。「自分には無理かもしれない」と目標を下げることは、発想の妨げになります。まずは実現したい未来を自由にイメージして、自分の可能性を最大限に活かせるような将来なりたい像と大きなマイルストーンを決めて下さい。

2)自分のキャリアの軸(何の分野で食っていくのか)を決める。

 次に決めなくてはいけない事は自分のキャリアの軸つまり、何の分野で稼ぐための専門性を極めてキャリアをアップさせていき最終的に自分のゴールを達成するかと言う事です。

 私の例で言うと私はこのキャリアの軸を海外事業の専門家と決め生涯のキャリアを築く事を決めました。

 尚、このキャリアの軸は私のような事業分野でも良いですし、職種、例えば、技術者、営業、経理などでも良いと思います。

 そしてこのキャリアの軸を決めたら一貫性を持ってこのキャリアアップを行い転職するごとにポジションを上げていき最終的な自分のゴールを目指す事です

 キャリアに「一貫性」があれば、自分の仕事は常に「経験年数」「プロジェクト実績」「関係者とのコネ」などの形で年々積み上げられていきます。3年、5年と働けば働くほど、自分のキャリアが強くなっていきます。

 逆に「一貫性」の無いキャリアは、かなりの高確率で失敗します。

 キャリアがブツ切りになって分断されてしまっていて、1社目から2社目への繋がり、2社目から3社目への繋がりが見えてこない人は、単なる「ジョブホッパー」という評価を受けてしまいます。

 ちなみにご参考までに私が海外事業をキャリアの軸として転職により今まで築いてきたキャリアとキャリアアップの結果は下記の通りです。

3)3~5年の中期計画を作りPDCAを回して実現性を高める。

 前述しましたが個人のキャリアプランも企業経営と同じで長期的な予測が出来ない為中期計画を立ててPDCAを回して細かい計画や時間軸を修正しながら最終的に自分のなりたい姿に到達するのが現実的です。

 つまり、なりたい姿、長期的なマイルストーンを決めたら実際の実行はまず3~5年の中期計画を作りPDCA を回しゴールを目指して行く事が一番成功確率が高いというのが私の実感です。

 前述で紹介した私のキャリアも最初から40年間のキャリアプランを細かく作って実行したのでなく3~5年の中期計画でPDCAを回して成功までのゴールを目指したあくまで結果です。

 つまり最終目標は持ちながらそこから逆算して今から3~5年先に達成する事を決めて実行してPDCAを回しながら計画をブラッシュアップして行った結果が上記となったものです。

 尚、キャリアとキャリアアップの詳しい意味については下記記事で詳しく解説していますので是非この記事と一緒に読んで下さい。

関連記事:30代転職 キャリアアップの本当の意味を解説

転職面接用のキャリアプランの作り方

 もう一つのキャリアプランはあくまで面接に合格する為に作るいわゆる転職面接に合格する為のキャリアプランです。

 このキャリアプランは内定を勝ち取る為に作るもう一つのキャリアプランであり転職先に入社して長く活躍出来る事と募集ポジションと応募者のスキルが一致しているという事をストーリーにして説明するものです。

 このもう一つのキャリアプランの作り方、面接での回答の仕方については下記の記事で詳しく説明していますので下記の記事を参照して下さい。

関連記事:【転職面接】内定が取れるキャリアプランの答え方 | 転職の伝説 (biz-legend.com)

まとめ

 今回は転職におけるキャリアプランの本当の作り方と運用の仕方を解説しました。

 これから転職を使用と思う人、そして既に転職活動を開始されている方も是非参考にして下さい。

                                    以上  

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