【大企業・出世競争】取締役になるのは1%!  転職は出世の大事な選択肢 ! 

転職の必要性

  新卒で大企業に入社して定年まで働いた場合最終的に取締役や役員になれる人の確率がどのくらいになるかご存知でしょうか?

 これは会社やその時の採用人数、そしてその後の会社の成長や個人の競争状況により大きく違ってくるので一概には言えません。しかし事実として私が新卒で入社した大企業(総合商社)の同期入社で定年を迎えた現在役員になった人はわずか1人で確立は1% でした。

 自分のキャリアアップや将来に渡る昇給や昇格を考えた場合新卒で入った優良企業、大企業で順調に自分のキャリアを積み上げ経営幹部や役員まで登り詰めるという選択は一番順当でありリスクの少ない選択だと思います。出来ればこのルートで職業人生を全う出来れば本当にそれに越した事はありません。

 しかし新卒で入社した大企業で役員レベルまでの昇格や出世を狙っていくとなるとそれらの会社は終身雇用を前提とし長期間で年功の順番に社員を出世させていくシステムを取っています。つまり順当に行っても取締役や役員に昇格するには20~30年ほどかかるのが通常です。

 又、大企業になれば同期入社の数も多く優秀な人材も多い為その競争も激しく経営層まで出世できる確率は非常に低くなるのも現実だと思います。そして幹部候補への振り分けは本人には決して伝えませんが 20代、30代、40代という年代別に行われその選別に幹部候補として残れなかった場合経営幹部への道はそこで閉ざされます。

 それともう一つ大事な事はこれから終身雇用が保証されない時代になっていくと言われており生涯一社の中で自分のキャリアを構築していく選択は企業の変化の速さにより以前よりリスクが高くなっているという事です。

  今回の記事は私が新卒で入社した総合商社の同期入社100名が38年という長い勤務年月を経過して定年を迎えた現在実際どうなっているかの実態をファクトベース(事例)でご紹介します。

 この記事を読んで一生同じ会社で働くことの是非及び、転職というもう一つのキャリアの選択肢を持つべきかどうかも含めた皆さんのこれからのキャリア設計の参考になれば幸いです。

大企業で役員まで出世したのは わずか1%だった!

  私が新卒で入社した総合商社の同期はバブル直前の1980年代に採用され入社人数は100人でした。出身大学も全国の旧帝国大学及び早慶をはじめとした私立の上位校が殆どで合コンに行っても引張りだこ、給与も他業種より高く若い時は皆本当に生活と仕事をおう歌していたと思います。

  私自身は転職してこの会社を途中で離れてしまったのですがこの同期はプライベートでも非常に仲が良く同期の誰かが退職したり転職したりした時に必ず同期名簿が更新されてメールで皆に送られてきます。この名簿は38年間アップデートされ続けていますが今現在の同期の状況を見ると下記のようになっています。

  • 役員(執行役員): 1名
  • 定年まで在籍し定年退職:30名
  • 系列会社への出向 :10名
  • 転職して他の会社で役員もしくは要職:32名
  • 転職先不明もしくは未記入:27名

つまり同期入社100名の内役員(執行役員)まで出世できた者はわずか1名で1%しかいなかったという事です。

 一方で半数以上の60名(32名+27名)が定年まで会社に在籍せず転職しています。私の 同期は優秀な代だと言われていましたが役員まで出世する確率はわずか1%で60%が何らかの理由で新卒で入社した会社を途中で去っているという結果になりました。

 一方でこの1%という数字は私の在籍した会社の一つのデーターにすぎないという事も事実ですが 大企業の場合優秀な人材が多く競争も厳しい為、役員になる確率(1%)や転職する確率(60%)は 特に労働市場が流動的になった現在妥当な数字ではないかと私は感じています。

 つまり新卒から入社した大企業一筋で経営幹部までのキャリアを考える場合それくらいの確率と時間軸、そして環境の変化を受け入れる覚悟が必要だという事だと思います。。

 そしてもう一つ重要な事はここ数年で雇用環境が大きく変わってきており終身雇用が保証されない時代となりつつあり、出世はおろかその会社に定年まで在籍できるかどうか分からない時代に変わってきているという事です。

転職の可能性も一つの選択肢と考え自分のキャリアを磨こう!

  以上の例から言える事は大企業の中で順調にキャリアを積んで行けば安定した雇用と年収が保証されると言われてきましたが、現実は 経営層まで出世する為には長い時間が必要であり出世できるのはわずかな人数だという事です。

 一方で近年終身雇用の崩壊やジョブ型雇用への移行等新しい働き方が労働市場に台頭してきたことにより 大企業=安定雇用=順調な出世  が本当に成り立たなくなってきているのが現実だと思います。

 よって上記のような雇用状況の変化を理解し下記に当てはまる人ははまず中長期的なキャリアと最終ゴールと期限を決め転職を通じて自分のキャリアのゴールを達成するというもう一つの選択肢をもってみても良いのではないかと思います。

①今よりも早く昇格や年収を上げたい人

②自分のやりたい事を今やりたい人

③このまま大企業に在籍しても自分が目指すキャリアを描けそうでないと思う人

  一方で誤解がないように言っておきたいのは全ての人が転職を選択肢に持つべきだという事ではないということです。大企業に入社し今まで順調にキャリアを積まれている人は敢えて転職というリスクを取る必要はないと思います。

 ただ、これからの労働市場や雇用環境は急速に変化する可能性が高くいつ会社の経営状況や雇用条件、そして自分の雇用や待遇が変化するかは誰にもわかりません。

 よって現在転職を考えていない方でも常に外の雇用環境の変化と向き合いどの会社でも通用する転職力を高めていく事が必要になってくるのではないでしょうか。そして今すぐ転職しなくてもこの転職力が今の会社で働く上でも仕事の視野を広げ業務スキルを上げる事に繋がり 結果的に出世に繋がって行くと思います。

 是非一度自分の会社以外の年収レベル、そして目指したいポジションが他社でどれくらい達成出来るかの確認も含め転職が自分のキャリアの選択肢の一つになるかどうかを確認してみる事をお勧めします。

  そして、今の自分がどれだけの市場価値があるのか? そして今の会社以外でどれだけ自分を生かせるチャンスがあるのかを一度見てみて下さい。

 その上でやはり今の会社が良いのか、あるいは転職をして自分の今を変えて可能性を広げてみたくなるのかを確認してみて下さい。

  この為に一番手っ取り早く確実な方法転職エージェントのコンサルタントに一度会ってみることです。私が当時登録してサポート頂いた転職エージェントは下記です。登録費用は面談費用は一切かかりません。

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[転職先選び方]活躍出来る転職先を選ぶ為の 重要事項4選 | 転職の伝説 (biz-legend.com)

                                            以上

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