[転職先選び方]活躍出来る転職先を選ぶ為の 重要事項4選

転職の成功方法

転職先を選ぶ際は転職エージェントや転職サイトから個別案件を紹介してもらいその職務内容と給与を含めた雇用条件を確認の上応募するという方が殆どではないかと思います。

  転職するにあたり転職の目的と優先順位を明確にして転職軸を定め自分の希望に合った会社を選んだとしても中途で入社した転職者が必ずその会社で活躍出来るかどうかは入社して実際に働いてみるまで分かりません。

苦労して転職活動をしその上リスクを背負ってまで転職しても外様である転職者が活躍出来ない会社に入社してしまうと毎日の会社生活は苦痛あるいは不満がつのり非常に辛い状況となります。

 そればかりでなく、転職先での将来が見えなくなると自分の今後のキャリア形成に悪い影響を与えるばかりでなく最悪転職先で実績を出せないまま短期で再度転職を考えなくてはいけなくなります。

 転職するにあたり必ず認識しないといけない事は希望条件がマッチした会社と本当に活躍出来る会社は必ずしも同一ではないという事です。

 私は30代の後半から5回の転職を行いでベンチャー企業、中小企業、上場企業、ファンドの投資先企業等全くタイプの違う会社全てで経営幹部として採用して頂き実績を積み重ねた後 現在の会社で役員として現役で仕事を続けています。私はこれらの成功体験から中途採用の社員が活躍出来る会社の特徴と事前に確認する重要事項が分かりました。

 この記事では以上の私の経験も踏まえ転職者が中途入社しても活躍出来る為に事前に確認する下記重要事項4点を詳しく解説します。

1.転職先のケミストリーが自分の感覚に合っている事

2. 転職者を受け入れる度量と活躍出来る土壌を持っている会社である事

3.転職先の会社で自分の存在やスキルに希少価値がある事

4.転職先の会社は安定した収益軸に加え過去変化に対応出来て来た会社である事

1. 転職先のケミストリーが自分の感覚に合っている事

このケミストリーが合うかどうかは非常に大事な事です。ケミストリーが合わない会社に間違って入ると上司や社員と価値観や考え方が合わす活躍どころか会社に居る事自体苦痛になります。

このケミストリーが合うかどうかを事前に確認する方法としては転職エージェントに事前に聞いてみる、あるいはネットの書き込み等の二次情報で確認する方法が一般的ですが、一番良い方法は自分が実際にその会社で感じた感覚を大事にすることです。

 具体的な方法としては転職先の会社に面接や見学で入った時に感じる雰囲気や面接官との会話内容、その考え方が自分の感覚や価値観に合うと感じるかどうかを素直に分析して判断する事です。人間は左脳で考えるより右脳で感じる事が正しい場合が多いと言われますが、ケミストリーが合うかどうかは自分の感覚や考え方がその会社に最初に感じた感覚や違和感が意外とあたっており重要な判断基準になることが多いです。

例えば以下のようなケースです。

1)非常に先進的で未来志向である会社と聞いていたのに面接室に創業者の写真や社是、社訓が必要以上に大きく飾ってありそこに違和感を感じた。

2) 面接官に対して自分としては正しい回答をしているはずなのに反応が今一つで上手く会話のキャッチボール出来なかった。

3)面接官の説明する文脈から感じる仕事の仕方や考え方そして大事にする事に対して何か違和感を感じた。

 以上自分の感覚と判断である一次情報、  そして転職エージェントやネットの書き込み等の二次情報を総合して転職先の会社のケミストリーが合うかどうかを判断して下さい。

 もしこれらの検証をしてもどうしても迷う場合は一次情報である自分の直感を信じた方が良いと思います。

2.転職者を受け入れる度量と活躍出来る土壌がある会社である事

 これは転職者にもプロパー社員と同等に活躍や出世出来るチャンスを与えてくれる会社かどうかという事です。そして転職先を選ぶ時に非常に大事な要素の一つです。

 企業が中途採用の転職者を採用する目的は大きく分けて、自分の会社に無い経験やスキルを持った転職者を大きく受け入れ会社を成長させて行きたいと考えるか。

 逆にあくまで主役はプロパー社員で転職者は従来のポジションの穴埋めもしくは外部の有職者の知見が欲しいという個別の理由で採用するかの二つに分けられますが、勿論、転職者が活躍出来る会社は後者の目的で転職者を中途採用する会社です。

 この点を確認する為には面接の時に転職先の面接官に直接聞く方法や、転職エージェントに情報を入手してもらう方法がありますが、客観的に見極める為には下記の事実を確認する事です。

・実際に転職者や中途採用で入社した人が転職先の役員や経営幹部に登用されているか。  そしてその人数の割合はどれくらいか?

・中途採用者の定着率は高いか?        平均的な雇用期間はどのくらいか

 以上の情報は上場企業であれば開示されています。又、かいじされていない場合やより詳しい情報を確認したい場合は転職エージェントに確認してもらうあるいはネットの書き込みから情報を入手して総合的に判断するのと良いと思います。

3.転職先の会社で自分の存在や  スキルに希少価値がある事

 これはよくポジショニングと言われ転職先の会社を選ぶ際にそこで働く人の希少価値を意味します。これが無いと転職先で評価を得る際にその他大勢のプロパー社員と比較される為、 転職先に実績や社内人脈がない転職者は高い評価を得る事のハードルが高くなります。   又、最悪パフォーマンスが思わしくない、あるいはプロパー社員と同等と評価された場合転職者は逆に評価が下がり仕事はプロパー社員に代替されていきます。

 逆に希少性が高いポジションであればプロパー社員が競合できない境遇となり活躍の場が広がり成功の確率が高くなります。

 つまり転職して成功する為には、簡単に相手がまねできない希少価値が高いスキルや経験を身に付けた上でそれが希少となる会社に入社する事が成功のチャンスを広げます。

 例えば、海外ビジネスであれば商社や輸出を積極的に行っている会社ではスキルや経験を持った社員が沢山いて転職者は余程高いスキルや経験がない限り希少価値はなくパフォーマンスがよくないと判断されると何時でも代替えがいます。

 ところが国内ビジネスしかやっていない会社に転職した場合は転職者の希少価値が生き活躍出来る裁量が大きい為、自分の専門分野で大きく活躍が出来る可能性が高くなります。そしてそこで成果、結果を積み重ねていく事により賞与や昇格・昇給を得るチャンスを作れ結果的に思ったより短期間で給与や職位をアップする可能性も高くなります。

 大事な事は単にスキルや能力の高さででなく自分の希少性が生きる会社とポジションを選ぶという事です。そうする事により自分の存在価値があがり成功のチャンスが広がるという事です。

4. 転職先の会社は安定した収益軸に加え過去変化に対応出来て来た会社である事

 最後は会社の安定性や将来性の判断の仕方です。いくらケミストリーが合い、チャンスをもらえ、自分の希少価値がある会社に入社出来ても転職する会社自体の経営が不安定であったり成長性が無ければ転職は成功しません。

 それではその会社の将来性はどう判断したらよいでしょうか? 社のHPを見ると輝かしい未来が語られていたりしますが実際に転職者が外部向けに書いている情報だけで将来性を判断するのは難しいと思います。

 そこでその会社の安定性や成長性そして永続性を判断する為には転職先の会社が下記3つの原則を満たしているか確認する事です。

  1.創業以来安定した事業収益原を持った会社である事。(事業規模は問わす。)

 2.時代の流れと共に変化し発展してきた歴史がある会社である事。(事業、組織、人)

3.経営者が正しい形で交代し成長を続けて来た会社である事。

 規模の大小に関わらず以上の3つの原則を持った会社は時代と共に人や事業を少しずつ変化させて事業を継続、成長させています。

 そして最も大事な事はこのような会社は変化に対応する為に外の血(転職者、中途採用)を積極的に受け入れる土壌が育っており転職者に取っても大いに活躍出来るチャンスがあるという事です。

まとめ

 今回は転職者が入社して活躍出来る会社の選び方重要事項4選をご紹介しました。

 繰り返しますが、自分の転職軸や希望条件にあう会社と実際に活躍出来る会社は必ずしも同一ではないという事です。

 失敗しない会社選び、活躍出来る会社選びをする為に今回ご紹介した4つの重要事項をチェックして自分が活躍出来る会社を選んでください。

後、転職を成功させるための転職軸やキャリアプランの作り方の記事も書いてあるので併せて読んで下さい。

/https://biz-legend.com/careerplan/ 転職におけるキャリアプランの考え方と作り方

/https://biz-legend.com/careerpurposemake/ これからの転職軸と その作り方

                        以上

タイトルとURLをコピーしました